崎山遺跡
この地は、通称大師山と呼ばれる法蔵寺の境内山で、治承4年(1180)8歳にして相次いで両親を失った明恵上人を叔母である崎山尼とその夫崎山良貞が養父母として引き取り、過ごした崎山屋敷跡と伝わる場所です。
その後、承元2年(1208)には、崎山尼が亡夫の菩提のため、明恵上人に屋敷を寄進して伽藍となし、仏像聖典を安置しました。
明恵上人は、その後方に草庵を建て、弟子達とともに修行を行いました。
現在、紀州八所遺跡の中で、内崎山遺跡のみが卒塔婆の所在が不明となっており、この石碑は昭和8年に復興されたものです。
住所 | 有田川町井口22-2 |